『ワン・フォー・オール』
それは継承されてきた特別な能力。
この世界では突如現れた特殊能力により、超能力社会となった。
平和の象徴に憧れ、ヴィラン蔓延る世の中でヒーローを志す者達。
名門AK学園、ヒーロー科に所属する彼らの新たなスタートが今、はじまる。
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『新年!あけましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します!』
ヒーロー活動もお正月中だからといって休む事なくインターンに勤しんでいた。
そんな中久しぶりの教室。みんな、凄く強くなってるなと盛り上がる中、低いトーンとテンションで入ってきた担任の相沢先生を見て皆一瞬で静まり返った。
「新年だからと言って気が緩んでるんじゃないぞ、ホームルームだ。今日はインターンで学んだ事を発表してもらう。」
『学校っぽいのきたー!!!!』
ギラッ…!!
しん…
「よし、じゃあ…緑夜、お前から報告しろ」
「はい!」
(有名事務所楓でのインターン…しっかり報告しなくちゃ…!)
「楓では様々な内職作業を行ってきました、写真があるので見てもらえたら…」
「これは、お湯プラと言ってお湯につけると柔らかくなる粘土を手作業で袋に入れているところです。このセロハンが凄く薄くて、包むのに苦労しました」(–;)
「袋に入れる時も3個並べたお湯プラに隙間が出来ない様に注意するところもなかなかだったな」
「俺は全部余裕でやってのけたぜ!」
(かっちゃんは途中で投げ出してたような…)
「え、えっと…そんなかんじで…次はスタンプ消しゴムです!まず最初にやるのがスタンプ本体の検品、表面がでこぼこしてないか、欠けがないか等を確認します。
その後に袋に入れて、袋を閉じて、出荷前のシールを貼って…というかんじです!」
「袋に入れる時毎回角が引っかかって苦労したよな」
「轟木くんスムーズだったと思ったけど」
「コツを掴むまでがな」
「俺はそっちも余裕だったぜ!」
(かっちゃんも苦労してたような…)
「というかんじで沢山の人に品物を届けられるように日々尽力してます!」
「…コツを掴むまではどんな事でも苦労するものだ。だが、得られたものはとても大きい、良いインターンだったな」
『ありがとうございます!!』
(あとでオールマイルドにも報告しようっと)
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僕らの楓アカデミア
次回予告
目覚めろ!心のコスモ!!
明日に向かって!プルスウルトラ!!!